先に答えを書きます。Claude Code に draw.io の公式MCPサーバをつなぐなら、ターミナルで次の1行を打てば終わりです。
claude mcp add drawio -- npx -y @drawio/mcp
ここで1つ、つまずきやすいところがあります。ネットの解説(この記事の旧版も含みます)には @jgraph/drawio-mcp というパッケージ名が出てきますが、この名前はnpmに存在しません(2026年10月5日にnpmの公開レジストリで確認)。公式のパッケージは @drawio/mcp です。コピペして「起動しない」と止まっていた方は、ここを直すだけで動くはずです。旧版で間違った名前を載せていました。すみません。
この記事は、draw.io の開発元が公開している 公式リポジトリ(jgraph/drawio-mcp) と Claude Code の公式ドキュメント をもとに、設定・つながったかの確認・構成図を作らせる頼み方を順番にまとめたものです。
1. まず「どの方式で使うか」を決める
公式リポジトリのREADMEを読むと、draw.io をAIにつなぐ方法は4つ用意されています。Claude Code で使うなら、選ぶのは次の2つのどちらかです。
| 方式 | 図の出方 | 向いている人 |
|---|---|---|
MCPツールサーバ(@drawio/mcp) | ブラウザで draw.io のエディタが開き、そのまま手で直せる | AIに描かせてから自分で整えたい人。XML・CSV・Mermaid の3形式に対応 |
| Claude Code 用プラグイン(MCP不要) | .drawio ファイルを作る。PNG・SVG・PDFへの書き出しもできる(書き出しには draw.io デスクトップ版が必要) | 図をファイルとしてリポジトリに置きたい人 |
迷ったら、ブラウザですぐ直せるMCPツールサーバからで大丈夫です。この記事もこちらで進めます。
2. 設定は2通り。コマンド1行か、設定ファイルか
いちばん簡単なのはコマンド1行
冒頭の claude mcp add drawio -- npx -y @drawio/mcp がそれです。公式READMEの「Claude Code」の項に、この形で書かれています。動かすには Node.js(npx コマンド)が必要です(公式READMEの導入方法が npx を使う形のため)。
ファイルで管理したいなら設定ファイル
設定をファイルで持っておきたいときは、JSONに書く方法もあります。公式READMEに載っている形はこうです。
{
"mcpServers": {
"drawio": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@drawio/mcp"]
}
}
}
このJSONを別のファイル(例: drawio-mcp.json)に保存して、claude --mcp-config ./drawio-mcp.json で起動する読み込ませ方もあります。--mcp-config は Claude Code の公式CLIリファレンスに載っているオプションです。チームで共有したいなら、claude mcp add --scope project drawio -- npx -y @drawio/mcp でプロジェクト直下の .mcp.json に保存する方法も公式ドキュメントで案内されています。
Windows で npx がうまく起動しないときは、"command": "cmd"、"args": ["/c", "npx", "-y", "@drawio/mcp"] のように cmd /c を通す書き方もよく使われています。ただ、これは公式READMEには書かれていない工夫なので、まずは上の公式の形で試してください。
3. つながったかを確かめる
Claude Code を起動して /mcp と打つと、つないだMCPサーバの一覧と状態が出ます。drawio が ✔ Connected(接続済み)になっていれば準備完了です。つながっていないときは、ターミナルで claude mcp get drawio を打つと、そのサーバの状態を詳しく確認できます。接続に失敗していれば ✘ Failed to connect と表示されます(公式ドキュメント「Managing your servers」の項)。
ここで止まる原因として多そうなのは、次の2つです。
- パッケージ名が
@jgraph/drawio-mcpのまま(存在しない名前なので起動できない) - Node.js が入っていない、または
npxにパスが通っていない
4. 構成図を描かせる頼み方
つながったら、あとは普段どおり日本語で頼むだけです。たとえば AWS SAM の template.yaml があるフォルダで、こう頼みます。
template.yaml を読んで、リソースとリクエストの流れが分かる構成図を drawio で作って。AWSの公式アイコンを使って。
公式READMEによると、このサーバには図を開くための道具(XML・CSV・Mermaid の3形式)と、AWS・Azure・GCP・Kubernetes などのアイコンを含む約1万の図形から探す search_shapes という道具が入っています。「公式アイコンで」と頼むと、AIがこの検索を使ってアイコンを選べるわけです。
描けた図はブラウザの draw.io エディタで開くので、文字の重なりや線の向きは手で直せます。一発で完璧なレイアウトになるとは限らないので、「大枠はAIに描かせて、仕上げは自分で整える」くらいの気持ちで使うのがちょうどいいと思います。
5. まとめ:最初の1行だけ、公式の名前で
- 設定は
claude mcp add drawio -- npx -y @drawio/mcpの1行。パッケージ名は@drawio/mcp - つながったかは
/mcpで確認。失敗の理由はclaude mcp get drawio - 図をファイルで残したいなら、MCP不要のプラグイン方式も公式にある
図を描く時間が減れば、そのぶん「どういう構成にするか」を考える時間に回せます。まずは手元の template.yaml 1つで試してみてください。
MCPそのものの仕組みから知りたい方には、書籍『やさしいMCP入門』も入口として読みやすい1冊です。
出典(いずれも2026年10月5日確認): jgraph/drawio-mcp(GitHub・公式リポジトリ)/MCP Tool Server README/@drawio/mcp(npm)/Claude Code ドキュメント「MCP」/Claude Code CLIリファレンス


