「すみません、もう一度いいですか」。会議でこう言われる日が続くと、地味にこたえますよね。
私は会社の会議、お客さんとの打ち合わせ、講師をする日と、神経を使う場面ではほぼこれを着けています。家で動画を見るときもこれ。移動中だけAirPodsです。
この記事で分かること
- 5つある型番のうち、自分はどれを買えばいいのか
- 毎日5〜6時間使って、仕事の何が変わったのか
- 買わなくていいのは、どんな人か
※この記事は2026年9月時点の情報です。価格・仕様は変わることがあります。
先に結論
よかった点
- イヤーパッドの物理的な遮音で、まわりの話し声や空調の音が下がる
- マイクは3つ。自分の声がはっきり伝わって、聞き返しが減った
- 毎日5〜6時間つけていても、耳の痛みや蒸れがほとんど出ない
注意点
- ANC(電子的に音を打ち消すしくみ)は載っていない。飛行機のエンジン音のような低い音には効きにくい
- USBの有線だけ。席を立って動き回る使い方には向かない
向いている人・向かない人
- 向いている人:席でのWeb会議や通話が多く、自分の声を聞き返されずに届けたい人
- 向かない人:会議中に席を立つ人、飛行機や工事のような低い騒音を消したい人、持ち歩きたい人

まず型番。ここで9割決まります
「Jabra Evolve2 40 SE」で検索してこのページに来た方の多くは、製品の良し悪しより先に「枝分かれした型番のうち、自分はどれを買えばいいのか」で止まっています。私もここで一度迷いました。だから、そこから答えます。
| 迷いどころ | 選び方 |
|---|---|
| MS か UC か | 社内の会議が Microsoft Teams 中心なら「MS」。Zoom や Google Meet など Teams 以外が中心なら「UC」 |
| Mono か Stereo か | 片耳=Mono、両耳=Stereo。まわりの音を遮って集中したいなら Stereo。来客や電話も拾いたいなら Mono |
| USB-A か USB-C か | いま使っているPCの空きポートに合わせる。型番に「USB-C/A」とあるものは両方に対応する構成(同梱物は販売ページのスペック欄で要確認) |
| 無印 40 か 40 SE か | 価格.comに無印 Evolve2 40 の商品ページはありません(2026年9月20日に確認)。価格比較に出てくるのは SE だけなので、ここで悩まなくて大丈夫です |
MSとUCの違いは、Jabraの公式ページがはっきり書いています。よくある質問に「Jabra Evolve2 40 には、UC(Zoom 認定)、Microsoft Teams 認定の 2 種類があります」とあり、さらに「Microsoft Teams を UC クライアントとして使用していない場合は、標準の UC を選択することをお勧めします」とも書かれています(出典:Jabra公式 Evolve2 40 SE 製品ページ、2026年9月時点)。Teamsを使っていないのにMSを選ぶ理由は、ここを読むかぎりありません。
もうひとつ、型番の末尾まで見てほしい理由があります。2026年9月20日に価格.comで数えたところ、Evolve2 40 SE の商品ページは5つ。そして最安値は、型番によって2.5倍以上の開きがありました。同じ「Evolve2 40 SE」なのに、です。
理由は取扱店の数だと思います。8つの店が扱っている型番は2つあって、どちらも安いほうに並んでいます。いっぽう、いちばん高い型番の扱いは1店だけ。競争がない型番は、値段がそこで止まったままになります。ちなみに8店ある2つはどちらも「MS」で、「UC」の掲載は1店だけでした。Teams以外を使う人は、選べる店が少なくなるということです。注文の前に、型番の末尾と掲載店舗数の両方を見てください(出典:価格.com「Jabra Evolve2 40 SE」検索結果、2026年9月20日に確認)。
毎日5〜6時間使って、変わったこと
買ったきっかけは、使っていたAirPodsが壊れたことでした。次は「会議で聞き返されないもの」を条件に選んで、これにしました。変わったことは2つです。
会議で「もう一度」が減った
マイクは3つ載っています。公式の説明でも「3 つのパワフルな業務用マイク」とされていて、周囲の音を拾いにくくする設計です(出典:Jabra公式 Evolve2 40 SE 製品ページ)。
正直に言うと、劇的に変わった、という感じではありません。ただ、打ち合わせで「え、いま何て言いました?」と聞かれる回数は、はっきり減りました。1回の会議で1回か2回のことですが、相手が社外だと、この1回が地味に効くんですよね。
まわりの音を気にしない時間が増えた
遮音はイヤーパッドの物理的なもので、公式も「パッシブノイズキャンセリング」と説明しています。電子的に打ち消すしくみではありません。だから、人の話し声や空調の音のような高めの音には効きますが、低い音はそれなりに入ってきます。

もうひとつ効いているのが、左右が赤く光る「ビジーライト」です。公式の説明どおり、通話や会議が始まると自動で点きます。これが点いていると、声をかけられる回数が減ります。「集中しているので後で」と自分の口で言わずに済むのが、思ったより楽でした。

なお、耳が痛くなるかどうかは体質もあると思います。私は毎日5〜6時間つけていて、痛みや蒸れはほとんど出ていません。ここは合う合わないが分かれるところなので、断言はしません。音の好みを変えたい人は、PCに「Jabra Direct」を入れると、音楽の設定や着信音などを調整できます(出典:Jabra Direct 公式ページ)。
たぶん向かないのは、こんな人
先に、向かない使い方から書きます。ここが合わない人は、上位モデルか別の機種を見たほうが早いです。
- 低い音を消したい人:公式ページで説明されているのはパッシブ(物理的な遮音)だけで、ANCの記載はありません。飛行機のエンジン音や工事の音には効きにくいと考えてください
- 会議中に席を立つ人:USBの有線だけです。充電がいらない安心感と引き換えに、コードの長さが行動範囲になります
- 持ち歩きたい人:耳を覆うヘッドバンド型です。耳に挿すイヤホンのようにはいきません。カバンの中では場所を取ります
ANCが必要なら、同じシリーズの上位機にあります。ざっくりこんな違いです。
| モデル | つなぎ方 | ノイズ対策 |
| Evolve2 40 SE | 有線(USB) | パッシブのみ |
| Evolve2 65 | ワイヤレス(Bluetooth) | 公式の仕様表では ANC は「該当なし」 |
| Evolve2 85 | ワイヤレス(Bluetooth)+3.5mmの有線も可 | ANC 搭載 |
出典は各モデルの公式ページです(Evolve2 65/Evolve2 85、2026年9月時点)。有線か無線かで迷っている段階なら、先にテレワーク用ヘッドセットは有線と無線どっち?で選び分けの基準を見てください。
まとめ:買わなくていい人から
いま使っているヘッドセットで困っていないなら、買い替えなくて大丈夫です。今日やることはありません。
買う価値が出るのは、会議で聞き返されるのが毎週のように起きている人だと思います。うるさい場所で通話する人も同じ。逆に、席を立ちながら話す時間が長い人は、有線という時点で候補から外していいです。
私は、神経を使う場面ほどこれを選びます。道具で減らせるストレスは、道具に任せたほうが楽だからです。

