「ケーブルがじゃま。でも無線にしたら、充電が面倒になりそう」。Evolve2 40 SE と 65 を見比べていると、ここで手が止まる人は多いはずです。
先に答えを言うと、決め手は2つです。会議中に席を立つか、充電を自分で見られるか。座ったままで充電の手間を消したいなら 40 SE、つけたまま席を立ちたいなら 65 です。ここで間違えやすいのが、ノイズキャンセリングです。無線の 65 にも、ANC(電子的に音を消すしくみ)は付いていません。「65 にすれば静かになる」と思って選ぶと、がっかりするかもしれません。この2つさえ押さえれば、選んだあとの後悔はぐっと減らせます。
私は 40 SE を毎日使っています。65 は手元にないので、この記事は使った感想ではなく、Jabra公式の製品ページで比べます。
※この記事は2026年11月時点の情報です。仕様や品ぞろえは変わることがあります。
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今回読んだもの:Jabra公式のEvolve2 65 製品ページとEvolve2 40 SE 製品ページ(説明・よくある質問・技術仕様)。
まず表で、違うところだけ見る
2台の差は、公式の製品ページの記載を並べるとこうなります。
| Evolve2 40 SE | Evolve2 65 | |
|---|---|---|
| PCとのつなぎ方 | USBケーブル | 無線(USBのBluetoothアダプターが付属) |
| スマホとの同時接続 | なし(Bluetoothの記載なし) | あり |
| 電池 | 記載なし | 通話は最長35時間(ビジーライトをつけると最高24時間) |
| 重さ(両耳) | ケーブルを除くと168.5g/ケーブル込み188g | 176.4g |
| 重さ(片耳) | ケーブルを除くと88.6g/ケーブル込み113g | 99.2g |
| Jabra Sound+ アプリ | 使えない | 使える(音の好みを調整) |
逆に、同じところも多いんです。マイクは3つ、スピーカーは40mm、本体の大きさも同じ数字です。イヤークッションも「Evolve2 40/65」という共通の部品が案内されています。Teams版とUC版があるのも、アームを上げるとミュートになるのも同じです。仕様の数字は共通する部分が多く、いちばん大きな違いは「音をどう運ぶか」。そう考えると分かりやすいと思います。
65 が向いているのは、席を立つ人
ケーブルがなくなると、できること
65 は、付属のアダプター(Jabra Link 380)をPCに差して、無線でつなぎます。公式の接続範囲は最大30mです。これは最大の数字なので、壁がある場所では控えめに見ておくのが無難です。
たとえば、こんな人です。
- 会議を聞きながら、資料を取りに行く
- 事務所の中を歩きながら話すことが多い
- 仕事の電話がスマホに来る
3つ目は見落としやすいところです。公式のよくある質問によると、65 はPCとスマホに同時につながります。同時につながっているので、PCの会議のあとにスマホが鳴っても、つけたまま出られる想定です。
アダプターで、USBの口は1つ使う
付属のアダプターでPCにつなぐなら、USBの口は1つ使います。ここは 40 SE のケーブルと同じです。「USBの口が足りないから無線に」と考えている人は、気をつけてください。
ちなみに、ケーブルはいるけどスマホにもつなぎたい、という人には間の選択肢があります。Evolve2 40 SE と 50 の違いも見てみてください。
40 SE が向いているのは、席で使う人
充電のことを考えなくていい
40 SE の仕様表には、電池の欄がありません。USBでPCにつないで使う作りなので、充電という仕事がそもそもありません。
65 の電池も、公式の数字を見るとかなり長いです。ビジーライトをつけたままの通話で最高24時間。1日4時間の会議なら、6日ぶんの計算です。充電は最長90分で、30分で40%まで戻ります。
それでも、充電はゼロにはなりません。自分の分だけなら平気でも、社員に配るとなると話が変わります。小さな会社で「会議の直前に電池が切れた」を減らしたいなら、ケーブルで割り切るのも立派な選び方です。
無線にしたから静かになる、わけではない
公式の仕様表で、65 のANCは「該当なし」です。40 SE も、ANCではなく、イヤークッションと耳あての形で音をさえぎるパッシブノイズキャンセリングです。65 の説明にも同じ言葉が使われています。
まわりの音を電子的に減らしたいなら、この2台のどちらでもありません。そのときは ANC の付いた機種を見てください。40 SE の音の対策は、ノイズキャンセリングの記事で詳しく書きました。
仕様表で、ひとつ意外だったところ
並べて見て意外だったのが、通話の音の幅です。マイクの周波数範囲は、40 SE が100Hz〜14kHz、65 は100Hz〜8kHz。数字の幅は、ケーブルの 40 SE のほうが広いんです。
ただ、この数字だけで「相手に届く声がいい」とは言い切れません。今回読んだ2つの製品ページに、この数字の差を音質の差として説明した記述はありません。「無線の機種が、全部の数字で上とは限らない」くらいに受け取ってください。
重さも同じです。ケーブル付きの 40 SE(両耳188g)より、無線の 65(176.4g)のほうが軽い数字です。ケーブルの重さを首や机のどちらで受けているかは、人によって感じ方が変わると思います。
私が 40 SE で足りている理由
私は会社の会議も、お客さんとの話も、講師の仕事も 40 SE です。移動のときだけ AirPods に替えます。つまり席のヘッドセットと、外のイヤホンを分けています。
有線と無線の分かれ目は、テレワーク用ヘッドセットは有線と無線どっち?でも書きました。そこでも、いちばん効くのは「会議の前に電池のことを考えなくていい」ことでした。
この分け方だと、席のヘッドセットに無線はいりません。「1台で全部」を狙うなら 65 の出番ですが、外用をもう持っている人なら、40 SE で足りることも多いはずです。
迷ったら、この順で決める
- 会議中に席を立つ? 立つなら 65、座ったままなら 40 SE
- 仕事の電話がスマホに来て、つけたまま出たい? 出たいなら 65(有線のままがよければ 50)
- 充電を自分で管理できる? 配る相手が多くて難しいなら 40 SE
どれにも当てはまらないなら、40 SE で足りると思います。いま使っているヘッドセットで困っていないなら、急いで買い替えなくてもよいと思います。
なお、名前の似た「Evolve2 65 Flex」は別のモデルです。公式ではANC付きで、折りたためる作りと案内されています。商品名に Flex が入っているかは、注文の前に見直してください。
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席で使うと決めた人向けに、私が使っている 40 SE を置いておきます。片耳と両耳、Teams版(MS)と UC版は販売ページで見比べてください。
40 SE を毎日使って分かった良い点と注意点は、Jabra Evolve2 40 SE レビュー|毎日使って分かった良い点・注意点と型番の選び方にまとめています。型番の枝分かれで迷ったら、型番の違いの記事へどうぞ。

