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GPT-5は結局どうなったか 2026年12月に消える日付まで決まった話と、非エンジニアが確認すべき2つ

AI×仕事術
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「GPT-5のコーディング能力がすごいらしい」

この記事はもともと2025年8月、そんな話題を追いかけて書いたものです。いま読み返すと、根拠のない絶賛が並んでいました。

※この記事は2026年9月時点の情報です。AIモデルの世代交代はとても速いので、最新の状況はOpenAIの公式ページで確認してください。

※2026年9月追記:この記事は2025年8月の初出時、編集部がGPT-5を実際に試したかのように書いた節がありました。これは事実ではありません。出典のない「口コミ・評判」も載せていました。どちらも削除し、公式ドキュメントで確認できることだけを残して全面的に書き直しました。内容はOpenAIの公開情報をまとめたもので、編集部でモデルを動かして確かめたわけではありません。

GPT-5について、公式に確認できること

初出の本文は「たった一度の指示で、エラー一つない完璧なコードが数秒で生成された」と書いていましたが、これは確認できない主張です。代わりに、OpenAIの開発者向けドキュメントに書かれている数字を並べます。

  • 扱える文章量(コンテキストウィンドウ):40万トークン
  • そのうち、渡せる文章のほう(入力):27万2千トークンまで
  • 1回で出せる最大の長さ(出力):12万8千トークン
  • 知識の締め切り(knowledge cutoff):2024年9月30日

出典:OpenAI公式ドキュメント「GPT-5」

「トークン」は、AIが文章を数えるときの単位です。日本語ならおおよそ1文字が1トークン前後——ただしこれは編集部のざっくりした目安で、公式に換算値が示されているわけではありません。正確に数えたいときは、OpenAIのトークン計測の機能を使ってください。

ここで1つ注意。40万トークンは入力と出力を合わせた枠で、こちらから渡せるのは27万2千トークンまでです。「40万字ぶん丸ごと放り込める」ではないので、分厚い資料を渡すつもりなら、この差は効いてきます。

もう1つ、非エンジニアの人にこそ知っておいてほしいのが「知識の締め切り」です。GPT-5は2024年9月末までの情報しか学んでいません。だから「今年の補助金の締切は?」のような質問には、そのままでは答えられない。ここは性能の高さとは別の話です。

そして2026年9月、GPT-5はもう「おすすめ」ではなくなった

ここが、この記事でいちばん正直に書いておきたいところです。

いまOpenAIのGPT-5のドキュメントを開くと、冒頭に「最新の GPT-6 Astra を使うことをおすすめします」という案内が出ます。さらに、GPT-5のスナップショット gpt-5-2025-08-07 には「Deprecated(非推奨)」の表示が付いています(同ドキュメント・2026年9月時点)。

それどころか、期限まで決まっています。OpenAIの公式ページには、2026年6月11日の告知として gpt-5-2025-08-07 を2026年12月11日にAPIから削除することと、移行先に gpt-5.6-sol が挙げられています。

出典:OpenAI公式ドキュメント「Deprecations」

つまり、当時「ライバルに差をつけたいなら、今すぐGPT-5の動向をチェックすべき」と煽った対象は、1年あまりで公式に「もう新しいほうを使ってください」と言われる側になり、消える日付まで決まったわけです。

これ、AIを仕事に入れたい人には朗報でもあります

「1年で入れ替わるなら、追いかけるだけ無駄じゃないか」と思いますよね。半分そのとおりで、半分は逆です。

結論から言うと、最新モデルを追いかける必要はないけれど、「どのモデルを使っているか」を時々見直す仕組みだけは要る、ということ。

ChatGPTのような一般向けサービスは、提供側の判断で使えるモデルの顔ぶれが入れ替わっていきます。ただし「どう入れ替わるのか」を明記した公式資料は見つけられなかったので、ここは断定を避けます。普段のチャット利用なら、毎回ニュースを追いかける必要はない、くらいに思っておけば十分です。

一方で、業者さんに頼んで社内システムにAIを組み込んでいる場合は話が別です。こちらはモデル名を指定して組み込んでいる場合があり、その場合は非推奨になっても勝手には新しくなりません。

名古屋の中小企業なら、ここだけ確認しておけば十分

社内でAIを使っている(または導入を検討している)なら、担当者か業者さんに聞くのは次の2つで足ります。

  1. 「うちが使っているのは、どのモデルですか?」(名前がすぐ出てこないなら、まずは「どこのサービスを使っているか」だけでも確認しておきましょう)
  2. 「そのモデルに終了予定日はありますか?」(OpenAIは「シャットダウンの時点で、そのモデルは利用できなくなる」と書いています。名前を指定して組み込んでいるシステムは、そのままだと動かなくなる可能性がある、ということ。止まってから慌てないために、ここだけは先に聞いておく)

なお同じページには、場合によっては終了日のあとも継続利用できるよう相談できるという記載もあります。いきなり全部止まる、という話ではないんだよ。

この2つを1回聞いておけば、モデルの世代交代のニュースを毎回追いかけなくてよくなります。今日やることは、これくらいでいいです。

まとめ

初出の記事は「GPT-5がすごい」という話でした。1年たって残ったのは、すごさの中身ではなく、「すごいと言われたものは1年で入れ替わる」という事実のほうです。

焦って乗り換える必要はありません。ただ、うちが名前を指定して使っているのかどうかだけは、一度確かめておきましょう。

今日はここまで。焦らずいきましょう。

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