PR

ChatGPTとGoogleドライブをつなぐ前に決める3つ|できること・確認の設定・学習とライブラリの注意点

AI×仕事術
記事内に広告が含まれています。

「先月の見積書、ドライブのどこに入れたっけ」。フォルダを3つ開いて、まだ見つからない。そんなとき、ChatGPTにGoogleドライブをつないで「探して要約して」と頼めたら楽ですよね。実際、2026年10月時点のChatGPTではそれができます(使えるかどうかはプランや地域、会社の設定によります)。ただ、つなぐ前に決めておきたいことが3つあります。OpenAIの公式ヘルプをもとに整理します。

※この記事は2026年4月公開時点の内容を、2026年10月に全面的に見直しました(公式ヘルプで確かめられない記述を削除し、図解を追加)。画面の名前や使える範囲は変わることがあります。

ChatGPTとGoogleドライブをつなぐ前に決める3つ:つなぐアカウント、確認のしかた、学習とメモリの設定

つなぐと何ができる?

公式ヘルプによると、ChatGPTのGoogleドライブアプリは、つないだGoogleアカウントで開けるファイルやフォルダにChatGPTから届くようにするものです。ファイルを探す、Googleドキュメント・スプレッドシート・スライドの中身を参照する、といった使い方ができます。ドキュメントやスライドの操作も、別のアプリではなくこのGoogleドライブアプリの中で扱われます。

ファイルを作る・書き換える・移動する・共有する・消す、といった中身が変わる操作もあります。ただしこれは、Google側の権限と、会社で使っている場合は管理者の許可が要ります。実行の前にChatGPTが確認を求めることもあります。

出典:Google Drive app and setup in ChatGPT(OpenAI Help Center)

つなぐ前に決める3つ

1つ目は、どのGoogleアカウントをつなぐかです。ChatGPTが見られるのは、つないだアカウントで開けるファイル全部です。仕事用と個人用のアカウントがある人は、「AIに見せていい資料が入っているほう」を選びましょう。取引先から共有されたフォルダも「開けるファイル」に入る点は、見落としやすいところです。

2つ目は、どこまで確認なしで動かすかです。公式ヘルプによると、アカウントやアプリによって「常に確認」「読み取りアクションを許可」「低リスクのアクションを許可」「すべてのアクションを許可」といった段階が表示されます(「すべてのアクションを許可」は、対象のアプリやアカウントでだけ選べます)。「すべて許可」は確認なしで操作が進むので、ヘルプ自身がリスクが高いと書いています。慣れるまでは常に確認から始めるのが無難です。

3つ目は、学習とメモリの設定です。ここはプランで扱いが分かれます。Business・Enterprise・Eduでは、つないだアプリから読んだ情報を初期設定ではモデルの学習に使わないとされています。一方、Free・Go・Plus・Proでは、設定の「データコントロール」にある「すべての人のためにモデルを改善する」がオンだと、つないだアプリの情報が学習に使われることがあります。

ただし、Googleのアプリには別の説明があります。Googleドライブから直接読んだデータは、この設定がオンでも学習に使わないとされています。例外は3つです。回答に高評価・低評価を付けて送った会話、ドライブの中身をチャットに貼り付けたりアップロードしたりした場合、そしてChatGPTの回答に含まれた部分です。つまり「貼り付けたら、ふつうのチャットと同じ扱い」と考えておくと分かりやすいです。

もうひとつ、メモリ機能がオンなら、アプリで読んだ内容をChatGPTが覚えておく場合があります。つなぐ前に「データコントロール」とメモリの設定を一度開いて、確かめておきましょう。

出典:Connected apps in ChatGPT/Google app data controls FAQ(いずれもOpenAI Help Center)

入れない資料は、先に1行で決めておく

学習をオフにしても、それは「何を見せてもいい」という許可ではありません。お客さまの名前・住所・電話番号・顧客番号、社員の情報、パスワード、取引先との契約で外に出せない情報が入ったフォルダは、ChatGPTから届かない場所に分けておくのが基本です。

会社が個人情報をAIに入れる場面について、個人情報保護委員会は、①最初に決めた利用目的の範囲に収まっているかを確かめること、②本人の同意なく入れたデータが回答を作る以外(学習など)に使われると法律違反になる可能性があるので、学習に使われないことを十分確かめること、を呼びかけています。

社内にAIの決まりがあれば、それに従ってください。なければ「この3つのフォルダはAIに見せない」と1行書いて、使う人全員で共有するだけでも違います。個人情報の扱いで迷う場面は、弁護士などの専門家や個人情報保護委員会に確認してください。

出典:生成AIサービスの利用に関する注意喚起等(個人情報保護委員会・2023年6月2日)

アップした資料は「ライブラリ」に残る

もうひとつ知っておきたいのが、ChatGPTの「ライブラリ」です。公式ヘルプによると、チャットでアップロードした資料や、ChatGPTが作ったファイルは自動でライブラリに保存されます。あとから探して、別のチャットで使い回せます。Googleドライブをつないでいれば、ドライブのファイルもライブラリから選べます。ただしこれは2026年10月時点でPlus・Pro・Business・Enterprise・Edu向けにウェブ版から順次提供中の機能で、共有ドライブはまだ対象外です。ドライブのファイルは元の場所とつながったままで、ChatGPT側からは削除できません。

便利な反面、気をつけたい点もあります。チャットを消しても、ライブラリのファイルは消えません。消したいときは、ライブラリでファイルを選んで削除します。削除したファイルは、原則30日以内にOpenAIのシステムから完全に消える予定とされています。例外は、すでに匿名化されて本人とのつながりが切られている場合と、セキュリティや法令上の理由で長く保管する必要がある場合です。Enterprise・Eduなど会社向けのワークスペースでは、会社が決めた保存ルールに従います。なお、一時チャットでアップした資料はライブラリに保存されません。

出典:Using Library to manage files in ChatGPT(OpenAI Help Center)

最初の1週間は、1ファイルだけで試す

いきなりフォルダごと任せるより、まずは1つのファイルで試すほうが安心です。たとえば、こんな頼み方から始めてみてください。

  • 「ドライブの『10月_営業会議メモ』を読んで、決まったことと、次回までの宿題を分けて書き出して」
  • 「『2026年度_経費一覧』のシートで、金額が大きい順に上から10件を表にして」
  • 「『新商品のご案内』のスライドから、お客さま向けのメール文を300字で下書きして」

返ってきた答えは、数字の読み違いや別のファイルを読んでいることもあるので、元のファイルと照らして1回は確かめるのがおすすめです。そこで問題がなければ、少しずつ範囲を広げていけば十分です。

まとめ:つなぐ前の決めごとは3つだけ

ChatGPTとGoogleドライブをつなぐと、資料探しや要約はぐっと楽になります。その前に、つなぐアカウント・確認のしかた・学習とメモリの設定の3つだけ決めておきましょう。

そして、AIに見せないフォルダを1行で書いておく。これだけで、「便利だけどなんだか怖い」が「ここまでなら安心して任せられる」に変わるはずです。

このAIツール、もっと自社に合わせて使いたい方へ

実際に使って書いている私が、御社の「書く作業」(議事録・見積・お知らせ文)がどのくらい軽くなるかを、パソコンで一緒にやって見せます。月1回の勉強会(初回無料)と、1時間5,000円の個別相談があります。

勉強会・個別相談を見る →

AI×仕事術
シェアする
タイトルとURLをコピーしました